エブリィ アクスルシャフトベアリングの交換
2015年04月23日
スズキ エブリィワゴン
ご自分で、スタッドレスからノーマルタイヤに履き替えるときに
「右のリヤからオイルのようなものが滴り落ちているのと
左に比べると、右のリヤタイヤが回すと「ゴロゴロ」する」
ということで入庫いただきました。
早速・・・・
タイヤを外してドラムをめくってみました。
確かに回すと「ゴロゴロ」違和感があります。
走行時に異音がでるほどではありませんが
アクスルシャフトベアリングからの異音です
アクスルシャフトの付け根
オイルが滲んでいます
右リヤからのオイル漏れは
アクスルシャフトオイルシールからのデフオイルの漏れでした。
ということでベアリングとオイルシールの交換となりました。
左は問題ありませんでしたが
左右同時に取り付けられたものなので
多少の誤差はあったとしても寿命は近いと思われます。
これからも長く乗りたいとのオーナー様のお話ですので
左のベアリングとオイルシールも
交換させていただくことになりました。
ブレーキバッキングプレートごとシャフトが抜けますので
ブレーキシュー、ホイルシリンダーも取り外し・・・
無事抜けました
バッキングプレートが車両側に残ってくれる構造であれば
ブレーキはばらさなくていいんですけどね。
オイルシール
見た目は問題ありませんでしたので
シール部分の経年劣化ですね。
左が新品オイルシール
右が新品オイルシールプロテクター
無事取り付け完了
続きまして・・・・
ベアリングの交換です。
ベアリングはアクスルシャフトに圧入されています。
ではどのように外すかというと・・・・
サンダー,タガネ,ハンマーを駆使して取り外します
(分解ともいいます)
再利用するのはバッキングプレートとアクスルシャフトだけですので
このような取り外し方法が可能です。
リテーナーに切れ目を入れてタガネで割ります。
このときにバッキングプレートとアクスルシャフトは
傷つけないように細心の注意が必要となります。
バッキングプレートとアクスルシャフトはキレイに清掃。
スペーサー・ベアリング・リテーナー・スピードセンサーリング
この順番で・・・
プレスを使って圧入です。
無事、圧入できました
ホーシングにアクスルシャフトASSYを取り付けて・・・・
ブレーキを元通り組み付けます。
左も同じ工程で作業を完了させて
最後にデフオイルを入れて、ブレーキエア抜きをして完成です。
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