タホ ブレーキフルードが・・・
2012年08月10日
1999y シボレー タホ LT 4WD
車検でお預かりしました。
いつものように・・・
点検開始。
フロント足廻り
ブレーキパッド残量、
各部ガタ問題なし
しかし・・・・
わかりにくいですね〜。
右フロントブレーキキャリパーと
ホースを取り付けているガスケットから
ブレーキフルードが漏れています
漏れ自体は少量でしたが、
このまま乗り続けると・・・
危なかったですね〜。
ガスケットの交換だけで
漏れは止まりますが
オーナー様と相談した結果、
ブレーキホースも
交換することになりました。
右が取り外した
ブレーキホース
左がACデルコ製新品
ブレーキホース
上の2枚が漏れの
原因となったガスケットです。
下が新品ガスケット
新品交換後の
左フロントブレーキホース
漏れていた箇所だけではなく、
ブレーキホースは
全数交換させていただきます。
左フロントのブレーキホース
交換後の
左フロントブレーキホース
リヤには
ブレーキホースは一本だけで
パイプで左右に振り分けています。
右が取り外した
リヤブレーキホース
左がACデルコ製新品
リヤブレーキホース
取り付け後のリヤブレーキホース
ブレーキホースはゴムの部分があり
フレキシブルに動けるようになっています。
しかし、
経年劣化によりゴムが柔らかくなり
ブレーキを踏むとゴムが膨張して
油圧が逃げてしまい
正規の制動力が出なくなります。
最悪亀裂が入り漏れることも・・・
定期的に交換することをお勧めします。
ブレーキが効かない
なんて恐ろしいですもんね
トヨタのディーラーで
メカニックをしていた時は
4年ごとに交換していました。
リヤ足廻り
こちらは問題なしでした。
もうひとつ
サーモスタッドが開くのが
遅いようなので交換します。
水温計が
真ん中を超えて少しいったところぐらい
から水温が下がりだしていました。
左が取り外した
サーモスタッド
右がACデルコ製新品
サーモスタッド
交換完了
これで
今年の猛暑もヒートすることなく
安心して乗っていただけます。
今回のように、
車には定期的に交換する部品が
たくさんあります。
「壊れてから」
ではなく
「壊れる前に」
必要以上の過度な部品交換はいりませんが
経年劣化の始まった部品は交換しましょう。