ワゴンRのエンジン不調
2011年10月17日
スズキ ワゴンR
当店代車のワゴンR。
ホームセンターに買い物に行こうとエンジンを掛けて
走り出そうとすると・・・エンスト
「!?」
ガス欠?
ちゃんとガソリンは入ってます。
エンジン掛け直すと普通に掛かります。
気のせい?
再びアクセルを踏み込むと・・・・エンスト
症状はガス欠の時と似ている。
再始動するとまた普通にエンジンは掛かる。
「気持ちアイドリング振ってるかな?」
ゆっくりアクセルを開けていくと、止まりそうになりながらも
ある一定の回転数を超えると吹け上がります。
エンジン暖機後は現象がなくなります。
もう一度、エンジンを冷やして現象確認。
やっぱり同じ症状がでます。
メーターを確認すると・・・・
低水温時に付くはずのランプが点灯していない
コチラはイグニッションON時の点灯状態。
青く光っているのが低水温時に付くランプ。
と言う事で・・・・
ばらしていって・・・
水温センサー発見!
コネクターのささっているのが水温センサー。
抵抗値を計ってみると約250Ω
この値は水温が約70℃くらいの抵抗値。
水温センサー単体での供給はないため、サーモハウジングASSYで交換。
取り外し完了
外したサーモハウジングASSY
純正新品サーモハウジングASSY
新品の水温センサーの抵抗値は外気温20℃で約2200Ωでした。
上が新品部品。
サーモスタッドの形と水温センサーのコネクターの色が変わっていました。
無事取り付け完了
LLCを補充してエンジン始動。
インジケーターのランプもちゃんと点灯しています。
現象もなくなり、ごきげんさん
最後に水漏れがないかチェックして作業完了
最近の車はコンピューターで燃料補正するため
いろいろなセンサーの値をもとに燃料の量やタイミングを調整しています。
今回は水温センサーが壊れたためコンピューターが常に水温70℃と判断して
冷間時の燃料補正ができずエンストしてしまいました。
このように小さなセンサーですが車を動かすためには大事な部品なんですよ。
「なんか最近、車の調子がへんだな〜」
そんな方は、お気軽にご相談ください。
水温計が付いてないと不安を感じるのはボクだけですかね〜