アストロ 車検
2011年08月29日
1999y シボレー アストロ LS AWD ディーラー車
車検でお預かりしたアストロ。
ノーマルのヤナセディーラー車。
とても大事に乗っておられます
早速、いつものように点検開始。
フロント足廻り
ブレーキ残量、各部ガタ問題なし
パッド面取り、清掃、グリスアップで
リヤブレーキ廻り
ホイルシリンダー、アクスルシャフトシール等からのオイル漏れはありませんでしが
ブレーキシューのライニングが欠損してます
ライニングの残量があっても
経年劣化により画像のように、欠損したりヒビがはいったりします。
そうなると正規の制動力がでないため危険です。
走行距離が少なくても、最低車検時には必ず点検しましょう。
ACデルコ製純正部品を使用しました。
組み付け、清掃、給油、調整で
エンジンオイル、ブレーキフルード交換して、車検整備完了。
「エアコンが効かない」
とお聞きしていましたので点検していくと・・・
クーラーガスが入っていません
基本クーラーガスは減りません。
ガスが減っていると言う事は、どこからかガスが漏れていると言う事。
原因を調べていくと・・・
低圧のサービスバルブより漏れていました
新品部品に交換
ついでに、漏れてはいませんでしたが・・・
高圧のサービスバルブ
こちらも交換させていただきました。
部品自体は安いモノですが、交換するときにガスを全部抜かなければなりません。
消耗品でもありますので
エアコン修理時には一緒に交換することをオススメします。
最近あったエアコンのトラブルで
「クーラーが効かない」
ということで入庫してきた軽自動車。
お話を聞くと、先日ガソリンスタンドにてクーラーガスを補充してもらったとの事。
ガス圧を見てみると
「!!!!」
正規よりかなりガス圧が高い
クーラーガスは入れすぎると逆にエアコンが効かなくなります。
最悪、配管が破裂したりコンプレッサーが破損したりする事も・・・
エアコンに知識のあるところでのガス補充・修理をオススメします。
真空引きをして気密保持を確認後、クーラーガスを補充。
そしてお決まりの・・・
WAKO'S P-AC(パワーエアコン)
大変好評をいただいているこの商品。
まだと言う方は、ぜひお試しください。
作業が完了して、車検を受けるため陸運局に向かってる時
「なんか水温高いな〜」
オーバーヒートと言うまでもないのですが
メーターでの水温が100℃を少し超える。
オーナー様に電話してみると
「言うの忘れてました!先日からなんですけど水温計の針が・・・」
帰って点検していくと・・・
バラしているこの画像で
「はいはい。あそこがダメだったのね。」
と分かった方。
さすがですね〜。
そうです。
サーモスタッド。
単体でお湯につけると、正規の1/4ほどしか開きません
そして・・・・
ラジエターキャップ
見落としがちですが、とても重要な部品です。
ともにACデルコ製純正部品に交換させていただきました。
交換後は、水温も80℃ぐらいで安定して一安心
今回のように、メーターの針の動きで大事に至る前に修理する事ができました。
気づかずにそのまま乗り続けていると、最悪オーバーヒート
そうなるとこれくらいの修理ではすみません
メーター内の針がさしている数値には、ちゃんと意味があります。
「あれ?いつもこんなとこ指してたっけ?」
そんな方は、お気軽にお越しください。