サバーバン 足廻り修理
2010年04月20日
大阪府 堺市のF様
1998y サバーバン LT 2WD ローライダー
右ドアミラーが対向車とぶつかり、保険修理でお預かりしました。
お預かりしている期間に、以前から気になっていた
「段差を乗り越えたりすると、ハンドルが左右に振られる」
ということでしたので、足廻りの点検。
とりあえずジャッキアップしてタイヤを左右に振ると・・・
ピットマンアームにガタが・・・
右が新品純正部品
わかりづらいですが、画像のロッド部にガタがあります。
この部分はタイロッドエンドやボールジョイントのようにユニバーサルには動かず
回転方向のみに動くロッドです。
ピットマンアームの逆についているアイドラアームも同じです。
ここにガタがでてくると、今回の車のように
「段差を乗り越えるとハンドルが振られる」
「わだちに入るとハンドルが左右に振られる」
という症状がでます。
あと、よくある症例として
「ブレーキを踏むと、ハンドルが振動する(振られる)」
という現象もあります。
この場合
「ブレーキローターが歪んでいる」
と勘違いされることが多いです。
間違いではありませんが、アメ車の場合は今回のように
アイドラアーム、ピットマンアーム、そしてタイロッドのジョイント部のガタによることが多いです。
特に、ローダウンやリフトアップ、ワイドタイヤや大径ホイールの車はガタがでやすいです。
こまめなグリスアップにより部品の寿命は延ばすことができます。
しかし、ガタがでだすと交換しかありません。
放っておくと、最悪折れてしまい
「ハンドルを切っても車が曲がらない」
なんてことにも・・・
交換が完了してシャッキとしました。
「自分の車は大丈夫かな?」
と思われる方は一度ご来店ください。
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